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成田 晃生さん

青森県鶴田町出身。

ツル多はげます会幹事長。

 

ツル多はげます会とは?

鶴田町で結成された、ハゲをポジティブにとらえ、心から楽しみ、はげを通して世の中を明るく照らしている団体。はげアワードやはげ川柳、吸盤綱引きなどが有名。

 

 

はげます会?吸盤綱引き?ってなんぞや?という方はこちら

W  「ツル多はげます会」の幹事長を務めている成田さんですが、具体的に

   幹事長ってどんなことをされているんですか?

 

 

分かりやすくいえば、はげます会の窓口担当って感じかねぇ。

 

出席者の名簿作ったりとかマスコミの人とやりとりしたりするのが俺の業務。

 

俺の他にも会長とか事務長とかもいるんだよねぇ。

 

 

W お忙しいなかでも分担して協力し合いながら活動されているんですね!

 

 

そう。色んな人と連絡をとることが多いからみんなで分担しないとね。はげます会には

 

全国各地からわざわざやってきて参加してくれる人達がたくさんいるよ。この間はね、兵

 

庫県からいらした人がいたし。2006年のワールドカップの年にドイツの人達と「※吸盤綱

 

き」を一緒にやったりしたなぁ。海外からもちらほらくるんですよ。

 

 

 

W もう世界征服しそうな勢いですね。

  海外でも話題になっているってものすごい影響力だと思います。

  一体みなさんどこから情報を得ているんでしょうね…。

 

 

 

どうやって聞きつけてくるんだべな。俺もよく分かんない(笑)でもテレビとかネットで

 

見つけてきているんだろうなぁと思うよ。はげ頭をテーマに活動している団体って世

 

界探しても日本くらいのような気がするしねぇ。

 

 

※吸盤綱引きとは

頭に吸盤をつけて、綱を引き合うツル多はげます会オリジナルのゲーム。

 

 

 

「はげ」をポジティブにとらえ、

ユーモア全開で活動を続けている

「ツル多はげます会」

 

それを支える温和で紳士な幹事長の成田さん。

 

はげ頭をポジティブにとらえるまでに

実は、意外な過去がありました。

 

 

こうして自分の頭を活かして喜んでもらえるのは幸せなことだよね。

 

こんな俺ももうすぐ80歳ですよ。

 

 

 

W 80歳!?恐ろしいくらい若々しいです。はげます会メンバーのみなさ

  んってみんな若々しいおじいちゃんばかりですよね!そしてなにより

  「吸盤綱引き大会」とか「ハゲアワード」とか若者顔負けのいろんな面

  白いコンテンツをたくさん生み出しているのが印象的です。

 

 

 

くだらないようなことをみんな好きでやってるだけですよ(笑)

 

 

 

W ちなみに面白いアイデアのなかで、惜しくもボツになったものとかって

   ありますか?

 

 

 

う〜ん…なんだべな…。はげ頭に顔をかいて誰がうまく描けたのかを競うコーナーとか

 

も考えてたっけなぁ。でも、描いたらすぐ風呂入んなきゃ恥ずかしいでしょ?(笑)

 

わざわざ会を抜け出して温泉行って落としてくるとか時間もったいないからすぐ却下にな

 

りました。

 

 

 

 

W  「腹に顔描いて腹踊り」とかはよく聞きますけど、はげ頭に描く発想は

      ありませんでした…さすがスーパーおじいちゃん集団。

 

 

 

ちなみに、実生活でもちょっと面白いことを思いつきましてね。見て、これ。

 

 

W 実際に他国のハゲ頭の持ち主と対戦してみて、どこの国が一番強かった

  ですか?食べているものの違いとかで、多少皮膚の油分が変わって吸盤

  の粘着力も変わってきそう…

 

 

そりゃあ今一番強いのは日本でしょう(笑)まぁど真面目に研究して参加しているのは日本

 

くらいですからね(笑)もしかしたら油分の違いとかで他の国が有利だったりするのかもし

 

れない…もっと吸盤大会が世界に広まれば、明らかになるかもしれませんねぇ。

 

 

W オリンピックで吸盤綱引きの項目が追加されることを祈っています。

 

 

金メダルよりも頭のほうが輝くのかもしれんね〜。

 

 

W ふふふ(笑)

     あ、そうだ。「輝き」といえば頭の輝きを「反射材」として活用してある

     活動を行っているという話を聞いたんですが、まさかそんなこと…

 

 

ほんとだよ。実際に反射材としてこの頭を使っているわけではないんだけどね。「けがなし

 

安全運動」といってね。あ、私らの頭は触ると「ケガなし(毛が無し)」っていう噂があるんだ

 

けど。春になると、小学校の交通安全運動に呼ばれたりするのよ。子供たちに会えるの

 

が俺の一番の楽しみなんだよなぁ。しゃがんで子供達の目線に立って「横断歩道わたると

 

き、信号青でもちゃんと右みて左みて手を挙げてわたるんだよ」って言うわけよ。そしたら

 

「はい!わかったー!」って言ってね、頭をなでてくれるのよ。かわいいんだよなぁ。

 

 

 

W いやぁ、ほほえましい。ハゲ頭の強みですね。

 

W 帽子に吸盤が付いてるー!!!えっなんで付けちゃったんですか?

    そんなに吸盤大会が好きなんですか?それとも吸盤大会に備えてのト

  レーニングかなんかですか?

 

 

「ハゲ帽子(防止)」です。髪がないとさ、風が吹くとすぐ帽子が飛んでいっちゃうのよ。

 

だから、吸盤付けちゃったの。便利だよこいつは。

 

 

 

W なるほど。普段から輝く頭の活かし方を考えているんですね。

  だから面白くて新しい案を生むのですね…頭はいっぱい使うべきですね

  (さまざまな意味を込めて)。

 

 

 

いやいや、はげます会の色んな案はみんなで考えてるから私がすべて考えたアイデア

 

ではないよ。しかしこんなふざけたことばっかり考えてもう28年も経つんだな〜。

 

改めて振り返ると長いねぇ。

 

 

 

W ええ!ツル多はげます会って28年もの歴史があるんですか!

  うんとうんと…私たち20歳くらいなので…私たちの産まれる前から活動

  していたということですよね。いやぁ、人生より長いなんて信じられない。

  続けるって凄いことだと思います。

 

  ところで、今現在は成田さんも他のメンバーのみなさんも、「ハゲ」と

  言われる事を当たり前に受け入れているじゃないですか。

  でも世の中ではそれが悪口として捉えられていることのほうが

  多いと思うんですよ。

 

  ハゲにマイナスイメージを持っていた時期ってなかったんですか?

 

 

そりゃあ僕たちにもいやだなぁと思う時期はあったよ〜。

 

僕の場合は、若い頃が特にコンプレックスだと感じていたなぁ。この頭のせいで人前に

 

出るのは苦手だったりとか。だから若い頃しょっちゅう帽子ばっかりかぶってたの。

 

あと娘たちの参観日もなかなか行けなくてね…自信が無かったのよね…。

 

 

 

(アルバムぺらぺら)

 

 

これはまだ髪がある頃の俺!

 

W わ。イケメンじゃないですか。

  こんなお父さんならはげてても参観日全然来て欲しい!!!

 

 

 

またまた〜 (笑)まぁはげにコンプレックスを感じていた時期もあったけどね、

 

ある日飲み会で仲がいい友達と飲んでいたら、全員頭が輝いていたことに気がつ

 

いたわけよ。

 

 

じゃあせっかくだしハゲの会でも作ろうか〜ってなって。

 

それで結成したのがこの「ツル多はげます会」なんだよね。

 

元々は飲み仲間だったの。

 

 

 

W へー!意外にもはじまりは突然だったんですね!その会が今は世界中に

  注目されて、メンバーも50人くらいになって、28年も続いている…

 

 

そう考えるとすごいなぁ。よくやってきたよなぁ、ほんと。こうやっていつまでもバカ騒ぎして笑えることは幸せなことだなぁと思うね。

 

 

悲しいこととかさ、辛いこととかさ、そりゃあ人生には何度でもあるよ。でもやっぱりそういうときがあっても最後は笑いが助けてくれるんでねぇかなあって思うね。

 

戦争とかするよりさ、笑ってた方が楽しいべ〜?なぁ?(笑)

 

 

 

W 説得力がありすぎます。そうですよね。この間ツル多はげます会の定例

  会にお邪魔させていただいたんですけど、もうあの場にいると悩んでい

  ることとかどうでもよくなりましたもん。周りの人もほんとうに幸せそうで。

  笑いは世界を救うと思います!

 

  それでは最後に、今後のはげます会の活動目標をお聞かせください。

 

 

 

数年前からはげ川柳を募集して冊子にしているんだけど、

 

そろそろ本として出版しようかなぁと思っているんだよなぁ。

 

 

W 「はげ川柳」…。

  ほんと話せば話すほど斬新なアイデアがぽんぽん出てきますね…。

  成田さんとお話しているとハゲたくなります。

  今日はどうもありがとうございました。今後の活動も楽しみにしております!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ちなみにさっきから気になってたんですけど、この写真って実際にトラック動

  かせたんですか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、これね。うん。ちょろいもんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

W ひえ〜〜〜!

 

 

END

 

writting トマベチ
日々面白いことを研究し続けている大学四年生。1000人と一対一でご飯へ行く事が夢。
 
 
 
 

なぜ、ハゲはこんなにも愛されるのか。

あの頃の私へ

第一回:成田晃生さん

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