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斉藤 佑香さん

W 今度は斉藤さん自身のお話を聞きたいのですが…休み時間とか何してるんですか!?ちゃんと遊んでますか?

 

遊んでますよ(笑)。最近は糸電話を何メートルまで伸ばせるかっていうチャレンジをしてます。

 

W なんですかそれ。

 

授業中に他のクラスの友達とお喋りできたらいいなって思って。

 

W 不良じゃないですか。

 

くだらないですよね(笑)。そういうふざけたことばっかり考えてます。

 

W でも、かたやASCでは真面目な活動をしてるわけですよね?クラスメイトとの温度差は感じないですか。

 

青森に対する想い、という面では感じることもあります。でも、普段学校ではそういう話はあまりしないですね。

 

W どうしてですか?

 

やっぱり、無理強いするものではないかなぁと思うからです。私と話してたり、活動を実際に見てみて自分のタイミングで感じてくれればいいな、と。出来るだけたくさんの人に青森の魅力を感じてほしいですが、そこは価値観なので…。実感として感じたものが大事なので。

W なるほど…。大人ですね。斉藤さんはいつ頃から今みたいな考え方、要は「意識高め」な視点を持つようになったんですか

 

いつ頃かと聞かれると難しいですね…。気付いたら、ですかね。

 

W 小さい時の夢は何だったんですか??

 

キャビンアテンダントですね。

 

W それはどうしてどうしてですか?

 

「アテンションプリーズ」っていうドラマを見て、ですね。

 

W 懐かしい!あの、上戸彩さん主演のやつですよね。 

 

素直にかっこいいと思いました。自分もあの仕事したいなあって。そこから外国とか国際交流に興味を持つようになりましたね。

 

W 今もその夢は変わらないですか?

 

変わらないですが…色々と増えてしまいました。元々はキャビンアテンダントだったんですが、国際交流に興味を持つようになってからは、それだと限定的な関わりしかできないんじゃないかと…。そのタイミングで学校にアフリカのマリ大使館の方が来て、ストリートチルドレンの話をきいたんです。それが本当にショッキングで、自分も何か力になりたいと思いました。また一方で、青森県の魅力に気付いたり…。やりたいことがたくさんありすぎて、それをどうまとめていくか、難しいです。

 

W 分かります。でも斉藤さんなら、何でもできそう。

 

そう思います(笑)。ASCに入るまでは、自分で一人では何もできないと思ってました。一緒にやってくれる人がいないと一歩が踏み出せなくて。でも今はいい意味で、何でもできると思ってます。「一人じゃできない」って思ってると何もできない。共感者がいなくても、自分がやりたいなら飛び込んじゃう、って感じですね。

 

W 熱い。じゃあ、斉藤さんの将来の夢ってなんですか?

 

青森と世界をつなぐ架け橋になりたいです。青森はロシアと近いし、もっと交流があってもいいはずなのに、実際はそうじゃない。表記の面とか言語の面とか優しくないと思うんですよね。そういう視点から、青森を盛り上げていける存在になりたいです。

 

大学は関東に行く予定ですが、ゆくゆくは青森に帰ってきたいと思ってます。国際的な目線も、地元からの目線もしっかり鍛えたいですね。

今回斉藤さんが年下ということで、最初は恥ずかしながらお兄さん的に構えていたインタビュアーであったが、気付けば学びを得ようと必死な熱きメモ魔と化していた。

 

海外から青森まで、国際支援から地域活性にまで幅広く興味を持つ齋藤さんは可能性の塊のように見えたし、事実そのうちのいくつかを形にしている。

「まずは自分から。想いが変われば、周りにも伝わっていきます。」と彼女は語っていた。

 

しかし「若い人の小さな呟き、想いを形にするのは難しい」とも言う。

無論未来を担うのは若者である。そしてそれを支えるのは大人である。

熱い思いが風化することのないような環境が大事だなあ。

などと思いながら「俺も頑張らなきゃ」なんて考えるインタビュアーであった。

W いや~、やっぱり青森、好きですか。

 

好きですね。訛りも可愛いですし。都会に出ても津軽弁は直したくないなって思います。関西の人の関西弁はそのままなのに、東北の人が方言を恥ずかしがるのは変だ!って感じです。まあ、悪口言っても通じないっていうのは、関東では強みかもしれないですけどね。

 

W 自分標準語県出身なのですが、ちょっと悪口言ってもらえますか。

 

 

おわり

「〇△※☆□!!」

(…???)

Writter

スズキ カイト

弘前大学3年

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